「頚椎捻挫」、「頚椎損傷」、「むち打ち症状」と判断されても、交通事故にあった初期のころは症状を自覚しにくく、パッと恐ろしい症状とはイメージできないかもしれません。また、症状を自覚しても「そのうち治るかもしれない」と思って治療を放置したり、「仕事が落ち着いてから、治療にかかればいいか」など治療を先延ばしにしてしまう方もいます。

ですが、この放置してしまうことが後遺症になる危険性を生んでいるのです。

「でも、症状が軽いのに治療なんてできるの？」
「交通事故の治療はいつから始めるべき？」
「病院では異常は無いって診断されたけど・・」

症状が無いのに治療を始めるのはおかしいと感じられるかもしれません。
ですが、症状が出てからでは改善の見込みが難しくなってしまう状況もあります。
交通事故の治療は早期にすべきです。期間が空いてしまうと事故と症状の因果関係が認められず、保険が適用されないこともあります。
むち打ち症の症状は人によって潜伏期間が異なり1週間で症状が出る人もいれば、1ヶ月以上経ってから症状が現れる人もいます。今まで何事もなく暮らしていたのに突如、症状に見舞われ、むち打ち症でずっと悩まされ続ける方もいるのです。また、症状が出ても、治療せず、放置していると症状が悪化することがあります。

では病院で異常が認められなかったのに症状がある場合はどうでしょうか？
病院で異常が認められなかった場合は外傷が軽かったか、身体の内部に大きな被害がないということでは安心できるかもしれません。ですが、大きな損傷がないから、身体に異常が起きないわけではありません。
目に見えないわずかな損傷が体の内部に発生していると身体の不調に繋がります。
ですから、「病院で異常が認められなかったのに体がつらい」状態で訴えられる方が多いのは内部で
異常が発生することにより身体にも影響がでているからです。